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概要:午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の111円付近。欧州中央銀行(ECB)理事会の決定とドラギ総裁の発言で朝方から警戒ムードが広がる中、中国の2月貿易統計で輸出が急減したことをきっかけにリスク回避の円買いが一段と広がり、ドル/円、クロス円とも下落した。 海外時間には2月米雇用統計の発表が控えているが、東京の時間帯で「既に一勝負あった」(外銀)とされ、最近の東京市場では珍しくドルの振れ幅が拡大した。 ド
[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の111円付近。欧州中央銀行(ECB)理事会の決定とドラギ総裁の発言で朝方から警戒ムードが広がる中、中国の2月貿易統計で輸出が急減したことをきっかけにリスク回避の円買いが一段と広がり、ドル/円、クロス円とも下落した。
海外時間には2月米雇用統計の発表が控えているが、東京の時間帯で「既に一勝負あった」(外銀)とされ、最近の東京市場では珍しくドルの振れ幅が拡大した。
ドルは朝方には111.65円の高値を付けたが、テクニカル的に重要な下値支持線だった111.35/40円を割り込みんだことで下げが加速し、午後3時過ぎには一時110円台まで下落した。
昨日、一昨日とドル/円をこう着させていたオプション関連のオーダーは、オプションが期日を迎えたことでなくなり、「オプションの重しがとれて改めて円買いになった」(FX会社)という。
クロス円も下げ幅を拡大し、ユーロは現在124円前半と昨日から約2円安となっている。
2月の中国貿易統計で、ドル建て輸出は前年同月比20.7%減と予想(4.8%減)以上の大幅な落ち込みとなった。輸入は5.2%減で、こちらも予想(1.4%減)を上回る減少となった。
アナリストによると2月は旧正月の影響で変動が大きくなる傾向があるが、「昨日のECB、きょうの中国貿易統計と、ネガティブ・サプライズが相次ぎ、市場ではリスク回避のセンチメントを背景に円買いが広がっている」(外為アナリスト)という。
また、朝方から日米通商交渉を巡るドル安懸念も広がっていた。
8日付の日経新聞によると、安倍晋三首相はトランプ大統領に、日本企業が米国で3万7000人の雇用創出と2兆円超の投資をすると説明した。トランプ大統領は6日、企業経営者らを集めた会合で「安倍首相が先日、『日本が少なくとも7つの大きな工場を米国に移す』と話していた」と述べていたという。
市場では「日本からのコミットメントが米国との貿易交渉で有利に働けばよいが、逆に何でも言うことを聞くと足元をみられ、無理な要求を突きつけられかねない」(国内金融機関)との懸念も示されていた。
米国の2018年の貿易赤字は前年比12.5%増の6210億3600万ドルと、08年以来10年ぶりの高水準となった。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 111.07/09 1.1200/04 124.41/45
午前9時現在 111.63/65 1.1195/99 125.00/04
NY午後5時 111.58/61 1.1192/95 124.90/94
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