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概要:世界のリスク資産は岐路に立っているとして、スイスのUBSグループや仏ソシエテ・ジェネラルなどのストラテジストは最高と最悪どちらの結果にも備えるよう投資家に呼び掛けている。
世界のリスク資産は岐路に立っているとして、スイスのUBSグループや仏ソシエテ・ジェネラルなどのストラテジストは最高と最悪どちらの結果にも備えるよう投資家に呼び掛けている。
世界市場は今年に入り、幾つかのプラス要因を擁している。米金融当局は様子見姿勢であり、欧州中央銀行(ECB)は追加的な刺激措置を開始した。世界各国・地域の経済は成長しており、米経済も比較的健全な様相を見せている。中国は景気押し上げで金融政策と財政政策の双方を活用している。
しかしその一方で、企業業績は悪化しているようであり、米中貿易交渉が決裂し、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る行方が分からないままとなるリスクもある。これらは、世界経済の減速がリセッション(景気後退)につながるのではないかとの懸念に結びつく。
ソシエテ・ジェネラルの資産配分グローバル責任者アラン・ボコブザ氏率いるストラテジストらは12日のリポートで、「市場は景気循環的指標の悪化と金融状況の改善の綱引きに直面している」と指摘。「この綱引きに対応する投資家のポジション作り」が同社が資産配分で目指すところだとして、「リスク資産と資産保護を同時に増やすという一種のバーベル戦略」のポジションを構築していると説明した。
一部ストラテジストは上下両方向の大きなテールリスクに対処しようと、さまざまな提案を行っている。
UBSのスチュアート・カイザー氏率いるストラテジストは11日のリポートで、「当行の米国担当エコノミストは4-6月期に成長が回復するとみているが、より悪い結果となるリスクも増大した」として、S&P500種株価指数のプットオプション(売る権利)でのスプレッド取引のような低価格のヘッジが魅力的になっていると分析。一方で、成長上振れに対しては、銀行株などを対象とするコールオプション(買う権利)を引き続き選好するとした。
モルガン・スタンレーのアンドルー・シーツ氏らは10日のリポートでさらに一歩踏み込み、堅調だがインフレを引き起さない経済成長シナリオである「ゴルディロックス経済に投資すべきでない」と指摘。市場はゴルディロックスのシナリオを信用し過ぎており、上下両方向の「テール」リスクを軽視し過ぎていると付け加えた。
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