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概要:子どもを持つと幸福度が低下すると言われているが……
子どもがいると幸福度が低下する?
Syda Productions/Shutterstock
これまでの研究で、おとなは子育てをしている時期に幸福度が低下することが分かっている。
だが、最新の研究は、幸福度が低下するのは子どもを持つことによる経済的な負担のためで、子どもがいること自体が原因ではないと示している。
アメリカでは、子どもを18歳まで育てるのに約25万ドル(約2780万円)かかる。
子どもを持つことは、必ずしも親を幸せにはしない。事実、これまでの研究で、一般的に子どもを持つことは親の幸福度を低下させることが分かっている。
だが、ある最新の研究がついにその不幸せの原因を見つけたかもしれない。お金だ。
全米経済研究所が2月に出版したデビッド・ブランチフラワー(David Blanchflower)氏とアンドリュー・クラーク(Andrew Clark)氏の研究成果報告書によると、子育てがもたらす経済的な負担を除けば、子どもを持つことは親の幸福度を低下させず、上昇させるという。
研究者らは、ヨーロッパで2018年までの10年間、約100万人を対象に調査を行った。調査対象者に人生の満足度を毎年1~4点で評価してもらうとともに、「この12カ月間で月末に請求書の支払いが困難になったことがあるか? 」と尋ねた。
回答者の幸福度は、子育てをしている時期に低下した。
そして、この幸福度の低下の原因は明らかだった。それは経済的な苦労であり、子どもを持つことそのものではなかった。メリルリンチの2018年のレポートによると、アメリカでは子どもを18歳になるまで育てるのに約25万ドルかかる。ヨーロッパの一部の国でも、同様にかなりのお金がかかると報告されている。
ブランチフラワー氏はBusiness Insiderに対し、「『請求書の支払いが難しいか? 』と尋ね始めたときに分かったんだ」「ただ1つの小さな変数を見ることで、データがひっくり返り、物事を違うように見ることができた」と語った。
ブランチフラワー氏は、学生ローンや若い世代の間の不完全雇用とともに、子育てにかかる費用が増えていることが、新たに親になった人々の家計の最大の負担の1つになっていると指摘する。最新データによると、アメリカでは1週間の子育てにかかる費用が143ドル(約1万6000円)に増えている。
「子育てにはかなりのお金がかかるため、一部の親にとっては請求書の支払いが難しくなっている」と、ブランチフラワー氏は報告書に書いている。「我々の研究は、子どもを持つことで親が不幸になるという観念をいかにひっくり返せるかを示したものだ。親が抱えるさまざまな経済的困難を含め、家計の状態をコントロールできれば、子どもの存在が人生の満足度に及ぼすマイナスの影響は消え、プラスに変わる」と、同氏は言う。
言い換えれば、「請求書の支払いに困るようにならない限り」子どもは親の幸福度を上げると、同氏は書いている。
また、研究成果報告書の筆者らによると、10歳以下の子どもよりもティーンエイジャーの子どもの方が親の幸福度を低下させ、一般的に1人親の方が2人親の家庭よりも幸福度が低いという。
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[原文:New research suggests that having kids doesn't make parents unhappy — but the cost of raising them might]
(翻訳、編集:山口佳美)
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