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英下院の離脱「プランＢ」投票、27日午後７時開始－代案リスト公表へ
概要：英国の欧州連合（ＥＵ）からの離脱プロセスを巡り、英下院は25日の採決の結果、少なくとも27日は主導権を握ることが決まった。英国時間同日午後７時（日本時間28日午前４時）から「インディカティブ・ボート」が投票用紙を使って行われ、どのように事態を前に進めるべきか議員に意見表明の機会が与えられる。
英国の欧州連合（ＥＵ）からの離脱プロセスを巡り、英下院は25日の採決の結果、少なくとも27日は主導権を握ることが決まった。英国時間同日午後７時（日本時間28日午前４時）から「インディカティブ・ボート」が投票用紙を使って行われ、どのように事態を前に進めるべきか議員に意見表明の機会が与えられる。
下院で過半数の支持を得る可能性のある解決策を探るため、自分が支持する全ての選択肢に議員は賛成票を投じることができる。投票結果は政府を拘束するものではないが、政府を動かそうとする次の動きにつながることも予想される。
ＥＵとの関係はどうあるべきかという結果に関するものと、その結果に至る手段・プロセスに関する動議の２種類があり、代案の全リストは英国時間の27日午前に公表される。どの案を投票に付すかは、バーコウ下院議長が決定する。
われわれがこれまで承知している代案には次の提案が含まれる。
最大野党・労働党の「関税同盟」案
メイ首相がＥＵとの関税同盟、単一市場との緊密な連携、他の欧州機関との密接な関係を目指すことを条件に首相がＥＵと取り決めた離脱協定案を支持する内容で、労働党の公式な立場を反映する提案。
「再国民投票」案
国民投票で賛意が得られるまでは、英議会は離脱協定案の承認も施行もすべきでないというプロセスに関する動議で、労働党のマーガレット・ベケット議員が提案した。
英首相官邸によれば、メイ首相の離脱案が投票に付されることはない。他の選択肢より不人気だと分かれば、可決の見込みが損なわれると懸念している可能性もありそうだ。
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