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概要:米利下げを投資家が織り込みつつある中、5年物米国債の旺盛な需要を背景に、2年物と5年物の利回り格差(スプレッド)と、5年物と30年物のスプレッドが正反対の動きを見せている。
米利下げを投資家が織り込みつつある中、5年物米国債の旺盛な需要を背景に、2年物と5年物の利回り格差(スプレッド)と、5年物と30年物のスプレッドが正反対の動きを見せている。
5年物と30年物米国債のスプレッドは今週、68ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大し、2017年以来の大きさとなった。一方、2年物と5年物のスプレッドはここ4カ月、ほとんど逆イールドの状態が続いている。3カ月物と10年債も先週、07年以来となる逆転状態となった。
この正反対の動きのポイントは、イールドカーブで「ベリー」と呼ばれる中期ゾーンの債券に人気が高まっているということだ。TDセキュリティーズの世界金利戦略責任者、プリヤ・ミスラ氏は、米経済の減速を受けて当局が利下げに動くと市場関係者らは見込み、5年物を購入していると語った。これはミスラ氏の基本シナリオではなく、成長見通しに市場は悲観的過ぎるとした上で、リセッション(景気後退)入りを予想するのであれば、中期ゾーンの買いは理屈に合うと指摘した。
ミスラ氏は「これはリセッション入りを見据えた典型的な取引だ。今後1年程度で利下げがあると予想するなら、より安全な投資先となる」と語った。
2年物、5年物、30年物債の利回りを比較したバタフライスプレッドも25日に16年以来の低水準となり、5年物が2年物および30年物を上回るパフォーマンスとなっていることを示している。
米金融当局が先週、今年の利上げ回数予想をゼロに引き下げたことを受け、市場関係者は金融政策を巡る見通しを修正。翌日物金利スワップは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合時点で約0.05ポイント、年末時点までに0.25ポイントの利下げをそれぞれ織り込んでいる。
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