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概要:デンマークのダンスケ銀行経由で行われたとされる巨額マネーロンダリング(資金洗浄)疑惑を規制・監督当局が察知する数年前の段階で、米フロリダ州ジャクソンビルにあるドイツ銀行の米国銀行子会社、ドイツ銀行トラストカンパニーアメリカズでコンプライアンス(法令順守)を担当する一般社員が、繰り返し警告を発していたことが分かった。
デンマークのダンスケ銀行経由で行われたとされる巨額マネーロンダリング(資金洗浄)疑惑を規制・監督当局が察知する数年前の段階で、米フロリダ州ジャクソンビルにあるドイツ銀行の米国銀行子会社、ドイツ銀行トラストカンパニーアメリカズでコンプライアンス(法令順守)を担当する一般社員が、繰り返し警告を発していたことが分かった。
元コンプライアンス担当者によれば、同社がダンスケ銀エストニア部門のために処理した少なくとも1500億ドル(約16兆7300億円)相当の取引の一部について担当者らが注意を喚起していた。
フロリダのチームがどれほど切迫感をもって幹部らに警告していたかは不明だが、特定の顧客を巡ってより大掛かりな精査を担当者らが求めた際、一部の上司からあった反応は、黙って目先の取引に集中し、書類を提出し仕事を進めろという聞き覚えのある指示だったという。
内部文書や裁判所の記録、20人余りの現職および元社員らを含む数十人の証言から、ドイツ銀の米国銀行子会社が、資金洗浄に関する厳格なコンプライアンスに何年も大いに抵抗していた様子がうかがえる。内部関係者の証言は、競合他社が手を引いた後もドイツ銀の子会社がダンスケ銀の取引の処理を続けた理由を明らかにする上で役に立つ。
元社員らによると、米国の幹部らは厳しい姿勢で臨むと規制・監督当局に日常的に約束してはいたが、海外顧客との親密な関係が優先され、そのような取り組みは軽視される傾向にあった。
ダンスケ銀の問題で米子会社が連邦準備制度理事会(FRB)の調査対象となっているドイツ銀は、過去の慣行を巡る疑惑へのコメントを避ける一方、米国部門が「ここ数年内部統制を強化し、金融犯罪の防止に携わるスタッフを増やしてきた」とした上で、資金洗浄防止のための法律や規則の順守を真剣に受け止めていると説明した。
ウォール街にあるドイツ銀の米国銀行子会社
Photographer: Sandra Baker/Alamy
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