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概要:資産家で著名投資家のデービッド・テッパー氏は人生のほとんどの期間、トレーディングとアメフトの2つに情熱を注いできた。
資産家で著名投資家のデービッド・テッパー氏は人生のほとんどの期間、トレーディングとアメフトの2つに情熱を注いできた。
デービッド・テッパー氏
写真家:Scott Cunningham /ゲッティイメージズ
しかしテッパー氏(61)は現在、ヘッジファンドマネジャーとしてのキャリアに終止符を打ち、華やかなプロスポーツの世界に集中しようと計画している。同氏は昨年、米ナショナル・プロフットボールリーグ(NFL)のカロライナ・パンサーズを23億ドル(約2520億円)で買収しており、その運営により多くの時間を充てる計画だ。
テッパー氏は四半世紀にわたりヘッジファンドマネジャーとして並外れた好成績を挙げてきた。この決断を下せば、弱肉強食のヘッジファンド業界で一時代の終わりを告げることになる。著名投資家が第一線から退くのは8年前に会社を畳んだスタン・ドラッケンミラー氏以来となる。
こうしたテッパー氏でも昨年は運用に苦しみ、損失を被った。かつては一介のトレーダーが富豪にのし上がるなど金融業界の中でも羨望の的だったヘッジファンド業界はこのところ、運用成績不振と運用資産の縮小で沈滞している。多くの運用マネジャーは困難を克服できなかった。
この1年でも富豪のジョン・ポールソン氏がヘッジファンドを同氏の資産だけを運用するファンドに転換する考えを明らかにしたほか、かつて「債券王」の名を欲しいままにしたビル・グロース氏が引退。現在も続けているのはジョン・グリフィン氏や、テッパー氏に手ほどきを受けた1人であるアラン・フルニエ氏などだ。
テッパー氏のスポークスマン、ジョナサン・ガスサルター氏によれば、テッパー氏はいつ資金を投資家に返還するか最終決定していない。また同氏のヘッジファンド、アパルーサ・マネジメントが将来どのような姿になるのかや、少数の投資家のために運用を続けるか、それとも運用を全くやめるかも決めていないという。
テッパー氏はディストレスト債などさまざまな資産を取引する機敏なトレーダーだった。最も注目を浴びたのは、金融危機の際、銀行株の反発を見越した取引を行い、08年に被った損失を帳消しにする大きな利益を翌年に上げたことだ。アパルーサの1993年の創設以来のリターンは年25%に達する。
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