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概要:今週はアジアの金融市場にとって重要な週となりそうだ。5カ国の中央銀行が政策決定を行う予定で、年内の基調が決まる見込みだ。
A pedestrian passes the Reserve Bank of India (RBI) headquarters in Mumbai, India, on Tuesday, Dec. 11, 2018. Urjit Patels shock exit as Indias central bank governor roiled financial markets already nervous about early election results showing Prime Minister Narendra Modis ruling party losing support in key states.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg
Photographer: Bloomberg/Bloomberg
今週はアジアの金融市場にとって重要な週となりそうだ。5カ国の中央銀行が政策決定を行う予定で、年内の基調が決まる見込みだ。
市場予想によれば、インドとフィリピン、ニュージーランドの各中銀が成長下支えのためそれぞれ利下げする見通し。一方、オーストラリア中銀は連続利下げを停止する見込みで、タイ中銀は利下げは見送る公算が大きい。
今週発表される各中銀の政策決定を金利市場がどう想定しているかを以下にまとめた。
RBA: Future Cuts Priced In
Aussie rates are pricing a couple of cuts from the RBA
まずは6日のオーストラリア準備銀行の政策決定が注目だ。同中銀は6月と7月の政策委員会で2会合連続の利下げを決め、政策金利を過去最低の1%としているため、今回は現状維持と市場は予想している。次の利下げは現時点で12月と織り込まれており、2020年半ばまでに追加利下げも見込まれている。
豪中銀が政策金利を0.5%未満に引き下げることに消極的になる可能性があるとの見方も強まっており、金利の下限となる可能性がある。
RBNZ: Long Runway of Future Cuts
N.Z. rates pricing over two 25bps cuts but appears there is room to extend
Bloomberg
ニュージーランド(NZ)準備銀行は7日に政策決定を発表する。市場は政策金利が現行の1.5%から0.25ポイント引き下げられることを完全に織り込んでおり、5月と同様の措置が講じられると見込む。スワップ市場は同中銀が年内に追加利下げし、来年4月までにさらに1回の利下げの可能性を示唆している。
RBI: Forwards Point to More Easing
Even as RBI cut rates, INR forwards remain inverted pointing to more easing
Bloomberg
インド準備銀行も7日に政策決定を発表する。市場は今週の利下げと向こう6カ月以内の追加利下げを広く織り込んでいる。同中銀は6月に政策金利であるレポ金利を9年ぶり低水準の5.75%に引き下げ、一段の政策緩和に道を開いた。シタラマン財務相は先週、大幅利下げは国に大いに貢献するとの認識を示した。
BOT: Curve Shifts Lower as Baht Gains
Flat structure of Thailand's forward curves suggests low rate cut odds
Bloomberg
タイ中銀の7日の政策会合を巡っては、利下げを予想するエコノミストも一部いるが、市場には織り込まれていない。同中銀は自国通貨を誘導する上で金利調整よりも口先介入の活用と債券供給の削減を好んでいる。ドル高がタイ・バーツ相場(と同中銀)への圧力を多少弱め、短期金利の押し上げにつながる可能性もある。
BSP: Ready to Play Ball
Time to step up and cut after latest pause
Bloomberg
フィリピン中銀は6月に政策金利を据え置いた後、8日の会合では行動する構えのようだ。5月遅く以来、フォワードカーブは約70から90ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下しており、市場は向こう1四半期に0.5ポイント程度の利下げを織り込んでいる。これは翌日物金利が約4%に低下することを示唆する。
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