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概要:中国国有の自動車メーカー、東風汽車はフランスのプジョーの親会社、グループPSAの保有株25億ドル(約2650億円)相当について、売却の可能性を含む複数の選択肢を検討していると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
中国国有の自動車メーカー、東風汽車はフランスのプジョーの親会社、グループPSAの保有株25億ドル(約2650億円)相当について、売却の可能性を含む複数の選択肢を検討していると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によると、東風汽車はここ数週間に保有するPSA株12.2%の一部か全部を収益化する方法について、複数のアドバイザー候補と協議した。戦略見直しの一環として、PSA株売却か同社株を裏付けとする他社株転換可能債(EB債)発行といった取り得る措置について話し合ったという。
関係者によれば、PSAと中国合弁事業を展開する東風汽車は、売却を決めた場合にはPSAと協力し、同社との良好な関係を維持していく意向だ。検討は初期段階で取引につながる確証はなく、東風汽車が将来の業界再編で恩恵を受けるため一部PSA株を持ち続ける可能性もあると関係者は話している。
東風汽車の担当者は、現時点で計画に関する情報はないと説明。PSAと創業家プジョー家、仏財務省の担当者はいずれもコメントを控えた。
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