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概要:英国の欧州連合(EU)離脱を巡って英首相府関係者は8日、ドイツのメルケル首相が受け入れ難い要求をしたことから、英国とEUが離脱条件で合意するのは基本的に不可能だと述べた。EUからは、英国は責任のなすり合いをしている場合ではない、と批判が噴出した。 10月末の離脱予定日まであと3週間あまりとなったが、EU離脱の先行きは依然見通せない。 首相府の関係者によると、メルケル氏とジョンソン氏は8日の朝に電話会談を行った。その
[ロンドン/ブリュッセル 8日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を巡って英首相府関係者は8日、ドイツのメルケル首相が受け入れ難い要求をしたことから、英国とEUが離脱条件で合意するのは基本的に不可能だと述べた。EUからは、英国は責任のなすり合いをしている場合ではない、と批判が噴出した。
10月末の離脱予定日まであと3週間あまりとなったが、EU離脱の先行きは依然見通せない。
首相府の関係者によると、メルケル氏とジョンソン氏は8日の朝に電話会談を行った。その際メルケル氏は、英国の新提案で合意することは「かなり可能性が低い」とジョンソン氏に伝えたという。
英首相府関係者は、北アイルランドがEUの関税同盟にとどまるべきだというメルケル氏の考えがEUとしての立場であれば、合意は不可能だと述べた。
英国とEUの離脱協議では、英領北アイルランドと地続きのEU加盟国アイルランド間の国境をブレグジット後にどのように管理するかが最大の課題となっている。
同関係筋は「これが(EUの)新たな立場であれば、基本的に合意は不可能で、永遠にあり得ない」と述べた。ジョンソン氏は、英国は、北アイルランドも含めて関税同盟から離脱すると主張している。
ドイツ政府は電話会談があったことは認めたが、コメントを拒否している。
EUのトゥスク大統領は8日、ツイッターへの投稿でジョンソン氏の姿勢を取りあげ「大事なことはバカらしい責任のなすり合いで優位に立つことではない」と批判。「大切なのは、欧州と英国の未来であり、人々の安全や利益だ。英国は合意や離脱日延期も望まず、取り消すことも望んでいない。いったいどこに向かっているんだ」と不満を漏らした。
一方、英首相府報道官は、ジョンソン氏はEUとの合意を依然望んでいると主張。先週示した新たな離脱協定案は、アイルランドと英領北アイルランドの和平合意と欧州単一市場の双方を尊重する内容だと説明した。
さらに、ジョンソン氏とアイルランドのバラッカー首相が8日夜の電話会談で合意に向けた意志を確認したとし、来週会談を行う予定だと明らかにした。
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