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概要:日銀が13日発表した10月の企業物価指数(2015年平均=100、速報)は102.0となり、前年比で0.4%下落した。下落率は前月から0.7%ポイント縮小。ただ、この数値には消費税増税の影響が入っており、その影響を除いたベースでは前年比1.9%下落と、下落率は前月から0.8%ポイント拡大している。原油価格の下落などが影響した。 下落は5カ月連続。ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値は前年比0.3%下落だった。 消費税増税の影
[東京 13日 ロイター] - 日銀が13日発表した10月の企業物価指数(2015年平均=100、速報)は102.0となり、前年比で0.4%下落した。下落率は前月から0.7%ポイント縮小。ただ、この数値には消費税増税の影響が入っており、その影響を除いたベースでは前年比1.9%下落と、下落率は前月から0.8%ポイント拡大している。原油価格の下落などが影響した。
下落は5カ月連続。ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値は前年比0.3%下落だった。
消費税増税の影響を除くベースでは石油・石炭製品は前年比15.6%の下落(9月は11.9%下落)、スクラップ類は同31.3%下落(同27.1%下落)、化学製品は同6.0%下落(同4.9%下落)だった。
同様に消費税増税の影響を除くと、公表744品目のうち、前年比で上昇したのは328品目、下落したのは340品目。下落が上昇を12品目上回った。下落が上回るのは2017年3月以来31カ月ぶり。
前月比では1.1%上昇。消費税増税を除くベースでは同0.4%下落となった。ただ、前月比で0.4%下落はほとんどが電力の夏季割増し料金の終了や薬価改定など制度的な要因で、その影響を除けば前月比横ばいという。
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