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概要:[コロンボ 9日 ロイター] - スリランカ中央銀行は9日、同国は今後に満期を迎える全ての債務を履行することにコミットしており、ソブリン・デフォルト(債務不履行)の危機には瀕していないと表明した。
[コロンボ 9日 ロイター] - スリランカ中央銀行は9日、同国は今後に満期を迎える全ての債務を履行することにコミットしており、ソブリン・デフォルト(債務不履行)の危機には瀕していないと表明した。
同国は過去数十年で最悪の金融危機に直面しており、中銀データによると、外貨準備は23億6000万ドルにまで減少している。
中銀は報道発表資料で、「中銀はスリランカがソブリン・デフォルト危機に瀕しているとする最近のメディア報道に注目している」とした上で、「中銀はそのような主張には全く根拠がないことを表明したい」と付け加えた。
中銀は、今後の債務返済プランの下、二国間および多国間の資金調達協定を通じた別の外貨流入を確保すべく必要な措置を講じているとしている。
スリランカのソブリン債発行残高は125億5000万ドル。そのうち10億ドルが2022年7月に満期を迎える。
中銀は「期待される外貨流入が実現し、その結果として国際準備が積み上がるため、債務再編について投資家との話し合いを開始する必要性は生じない」とした。
シティ・リサーチは7日、スリランカ政府の対外返済能力に対する信頼性は依然として弱く、外貨準備は予想以上に急速に減少していると指摘。「われわれは国際債が7月までに再編される必要があるというベースケースシナリオを堅持する」としている。
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