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概要:私はドナルド・トランプ氏が米国にとって脅威であるとの信条を公言してきた。2016年の民主党全国大会で私は「ペテン師に出会えば、ニューヨーカーにはそれが分かる」と演説した。昨年秋の中間選挙では民主党を支持して1億ドル(約112億円)余りを投じた。
マイケル・ブルームバーグ氏
私はドナルド・トランプ氏が米国にとって脅威であるとの信条を公言してきた。2016年の民主党全国大会で私は「ペテン師に出会えば、ニューヨーカーにはそれが分かる」と演説した。昨年秋の中間選挙では民主党を支持して1億ドル(約112億円)余りを投じた。
議会共和党は大統領に説明責任を負わせる憲法上の責務を以前から果たせずにいるばかりか、トランプ氏の最悪の衝動を野放しにして最も切迫した諸課題で民主党との協力を拒んでいる。
ドナルド・トランプ氏を打ち負かし、米国を再び結束させるのに最も優位な立場に立つ民主党員をわれわれが指名することが是非とも必要だ。予備選プロセスで、民主党の本選挙での勝利の確率が減り、トランプ氏再選につながるような極端な事態に陥ることは絶対避けるべきだ。
多くの人々が私に出馬を促した。
私には選挙戦で勝つのに何が求められるかが分かるし、新聞を毎日読むたびに現政権の無能力に不満は強まる。米国がもっとうまくやれると私は知っている。そして、本選挙に出ればトランプ氏を破る自信はある。だが、候補者が林立する中で民主党の指名を得るのが難しい点はよく認識しているつもりだ。
大統領選出馬の可能性を検討した結果、私は自分の考えや実績を語るよりも、すでに手掛ける取り組みの強化実践にもっと関心があると自覚するようになった。現在のところ、私が米国に最も貢献できるやり方は、気合いを入れて引き続き仕事を成し遂げることだとの結論に達した。
今後、国を良くする取り組みに具体的な行動と結果を通じて、私はさらに深く関わっていく。そして、気候変動や銃による暴力、教育、医療、投票権など重要な課題で必要とされる指導力を発揮できる候補者を引き続き支えていく。
大統領として米国に奉仕することに勝る名誉はないだろうが、私ができる最善の方法でこの国に貢献するのが国民として最も重要な私の責務だ。
(前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数の株式を保有している)
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