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概要:4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は市場予想ほど減速しなかったものの、1-3月に比べて伸びが鈍化した。企業の設備投資と輸出が減少し、米経済のリスクが浮き彫りになった。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこうしたリスクを背景に、月末の定例会合で利下げに踏み切るとみられる。一方で、個人消費はエコノミスト予想よりも大幅に増えた。
4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は市場予想ほど減速しなかったものの、1-3月に比べて伸びが鈍化した。企業の設備投資と輸出が減少し、米経済のリスクが浮き彫りになった。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこうしたリスクを背景に、月末の定例会合で利下げに踏み切るとみられる。一方で、個人消費はエコノミスト予想よりも大幅に増えた。
米GDP(前期比年率)の推移
米商務省
米経済の最大部分を占める個人消費は4.3%増。市場予想は4%増だった。1-3月は1.1%増。政府支出は5%増。非住宅の設備投資は0.6%減と、2015年以降初めて減少。住宅投資は6四半期連続のマイナスとなった。
ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ライアン・スイート氏は「製造業と企業の投資に一部弱さがあるが、消費が順調なら米経済はうまくいく。消費のファンダメンタルズは極めて良好だ」と指摘。「消費者が身を潜め始めない限り、米経済は悪化せずに現在のちょっとしたソフトパッチ(軟調局面)を乗り切るだろう」と述べた。
同時に発表された修正値によれば、2018年の米経済成長率はトランプ政権の目標である3%を下回った。従来は目標に一致していた。
4-6月GDPでは、貿易が米経済成長の足かせになっている状況があらためて示された。輸出は5.2%減少、輸入の伸びはわずか0.1%だった。
変動の大きい貿易と在庫を除いた国内最終需要は3.5%増と、この1年で最大の増加率。需要の基調をよりよく測れるとしてエコノミストはこの指標に注目している。
個人消費支出(PCE)価格指数の食品とエネルギーを除いたコア指数は、4-6月に1.8%上昇した。
政府支出の拡大は、連邦の非国防支出が15.9%急増したことが大きい。政府機関の一部閉鎖が1月に解除された後、支給が遅れていた一部の連邦政府職員への報酬を支払ったことで押し上げられた。
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