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概要:楽天は8月8日、2019年1〜6月期決算を発表。米ライドシェア大手Lyftの上場による株式評価益を計上し、大幅な増益となった。
7月31日から8月3日にパシフィコ横浜で行われた「楽天オプティミズム」会場内はキャッシュレス決済のみ使用可。楽天ペイユーザーも多数見かけた。
撮影:川村力
また、7月31日から8月3日にパシフィコ横浜で行われた大規模イベント「Rakuten Optimism(楽天オプティミズム)」の目玉にもなった、キャッシュレス決済を手がける楽天ペイメントは、1~3月期の流れのまま増収減益となった。
【フィンテック(楽天ペイメント)】
売上高 66億円(前年同期比19.9%増)
営業利益 ▲13億円(同9.6億円減)
EC物流、モバイル店舗など成長への投資続く
続いて、楽天市場を中心とする「インターネットサービス」セグメント。
楽天の国内EC事業の四半期業績推移。
出典:楽天2019年度第2四半期決算説明会資料より編集部キャプチャ
国内EC(楽天市場、楽天トラベルなど)は、流通総額が9219億円、前年同期比14.5%増と大きな成長を見せたものの、物流関連の投資がかさみ、増収減益だった。
【インターネットサービス(国内EC)】
売上高 1168億円(前年同期比19.4%増)
営業利益 121億円(同15.1%減)
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最後に「モバイル」セグメント。
楽天のモバイルセグメント(インターネット接続の楽天コミュニケーションズ、移動体通信の楽天モバイルなどを含む)の四半期業績推移。
出典:楽天2019年度第2四半期決算説明会資料より編集部キャプチャ
1〜3月期に引き続き、堅調に売上高を伸ばしたものの、2019年10月のMNO(移動体通信事業者)サービス開始を前に、店舗網整備などの先行投資がかさみ、前年同期比では増収減益になった。
ただし、4月に東京・渋谷と池袋に大型店を出店するなど存在感を増しており、実店舗数は5月の500店舗から7月には543店舗と急激に増えている。
【モバイル(セグメント全体)】
売上高 271億円(前年同期比23.8%増)
営業利益 ▲122億円(同99億円減)
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(文:川村力)
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