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概要:米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(銀行監督担当)は、新型コロナウイルス感染拡大の深刻化を受けてFRBをはじめとする各国・地域の中央銀行が金融市場の救済に乗り出さなければならなかった大きな要因として、シャドーバンキング(影の銀行)セクターが抱える脆弱(ぜいじゃく)性を挙げた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(銀行監督担当)は、新型コロナウイルス感染拡大の深刻化を受けてFRBをはじめとする各国・地域の中央銀行が金融市場の救済に乗り出さなければならなかった大きな要因として、シャドーバンキング(影の銀行)セクターが抱える脆弱(ぜいじゃく)性を挙げた。
その上で、おおむね規制を受けぬまま急成長する同セクターが突き付けるリスクを評価するため、さらに多くの作業が必要だと警告を発した。
クオールズ氏は金融安定理事会(FSB)議長として主要国・地域の中銀や監督当局に送付した14日付の書簡で、ノンバンクの金融会社に絡んだ潜在的な弱点が新型コロナ危機によって浮き彫りになったとし、過度のレバレッジや相互の関連性、投資家が現金同然と想定していた資産のフリーズ状態の事例を列挙。こうした要因から、中銀は市場に介入する以外に選択肢がなかったと指摘した。
書簡でクオールズ氏は「中銀による異例の介入で落ち着きを取り戻した資本市場はオープンであり続け、企業が新規かつ一段と長めの資金を調達するのを可能にしてきたが、こうした措置は必要とされるべきではない」とし、ノンバンクに絡んだ脅威の可能性を理解することが「これまで以上に重要だ」との考えを示した。
また、「市場と経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)との間におけるプライシングの大幅な断絶が顕在化していると考えられ、突然かつ急激なリプライシングにつながる可能性がある」と分析。「資本流出に伴う新興国の通貨や債券市場へのリスクを踏まえると、このような経済的緊張の衝撃は新興国市場で増幅される恐れがある」と警戒感を示した。
クオールズ氏によれば、FSBは3月の市場混乱のレビューを11月までに完了する見通し。国際的な規制当局が脆弱性に関して理解を深めれば、「どこに政策対応が必要とされそうか」について判断するのに役立つだろうとしている。
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