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ＦＲＢが緊急貸し付け､窓口貸出も緩和－預金を全額保護
概要：米連邦準備制度と財務省は12日、ＳＶＢファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻を受け、預金者保護に動き、銀行システムへの信頼を強化する新たな金融の安全措置を公表した。
米連邦準備制度と財務省は12日、ＳＶＢファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻を受け、預金者保護に動き、銀行システムへの信頼を強化する新たな金融の安全措置を公表した。
米当局、ＳＶＢ破綻受け預金者保護策打ち出す－新融資制度設定
米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）も同日、ＳＶＢへの預金について、預金保険の対象外も含めて13日に全額アクセス可能になると明らかにした。
ＳＶＢ破綻に伴う危機の深刻化を回避したい連邦準備制度は、顧客の預金引き出し需要に応える安全装置を提供するため、「バンク・ターム・ファンディング・プログラム」を設定すると発表した。連邦準備制度の緊急貸し付け権限の下で融資プログラムを準備する。
ＳＶＢの破綻を招いたような損失を発生させることなく、価格の値下がりした資産を現金化する手段を金融機関に提供するため、連銀窓口貸出制度への銀行のアクセス条件も緩和する。
緊急貸付制度は連邦準備法に盛り込まれた大恐慌時代の法令で、連邦準備制度による直接融資を可能にするが、借り手が他の場所で流動性を確保できないことを示す必要があり、連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の表決と財務長官の承認が必要になる。
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