简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:米国の4-6月(第2四半期)実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正となり、米民間企業による雇用の伸びには鈍化に兆しが示された。
2023年8月31日 13:02 JST
4-6月GDP改定値は前期比年率2.1%増、速報値は同2.4%増
8月の民間雇用者数は17万7000人増とここ5カ月で最低の伸び
企業の採用ペースが鈍化したとはいえ、労働市場は依然として底堅い。これが家計の需要を下支えし、7-9月(第3四半期)の景気加速につながると見込まれる。加えて、GDP統計からは、膨れ上がって生産を抑制してきた在庫の削減で企業がかなりの前進を見せたことが示された。
国内総所得(GDI)は過去2四半期に減少が続いていたが、4-6月は0.5%増加。GDPとGDIの平均値は1.3%増と、ほぼ1年ぶりの高い伸びとなった。全米経済研究所(NBER)で景気循環の日付認定に当たる委員会は同平均値を注視している。
米国の4-6月GDP改定値は速報値から下方修正となった
Source: Bloomberg
こうした力強い傾向を受け、多くのエコノミストはリセッション(景気後退)予想を後退させるか、あるいは完全に撤回している。一方で経済活動が持続的に加速すれば、インフレ率の低下を確実にすべく、米金融当局が景気により強いブレーキをかけざるを得なくなる可能性もある。
GDP統計で発表された4-6月の企業利益(調整後、税引き前)は前期比0.4%減少。金融機関の利益減少を反映する格好となった。ただ、利益マージン総額の指標である非金融企業の粗付加価値(GVA)に占める税引き後利益の比率は4-6月に14.3%に上昇。1-3月は13.8%だった。
米金融当局が注目するインフレ指標は速報値から下方修正。食品とエネルギーを除いた個人消費支出(PCE)コア価格指数は前期比年率3.7%上昇と、過去2年余りで最も低い伸びにとどまった。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。